アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの発生を抑制し、炎症や痛みを和らげてくれる成分たっぷりのヨモギ。
かゆいときにヨモギの葉を患部にすりこむだけとはいえ、そうそうタイミングよくヨモギが近くに生えているとは限りませんよね。
そこで、いつでもどこでも持ち歩けるよう、ヨモギの葉を使って手作りのスプレーを自作しましょう。
ヨモギの葉を摘んできて、陰干しで乾燥させたものを使ってローションを作ります。
乾燥ヨモギ葉は、漢方薬を取り扱う薬店で購入することもできます。
作り方はシンプルそのもの。
まず乾燥ヨモギ葉10gを、精製水500mlで煮出します。湯の量がほぼ半分くらいになるまで煮詰めたら、葉を取り出して、煮出し液をガーゼか茶漉しで濾過します。
あとは無水エタノールを200ml加えて、スプレーボトルに入れれば完成。
かゆいときにボトルを取り出して、シュッと吹きかけましょう。
煮出す手法のほかに、アルコールに漬け込む方法もあります。作り方はアロエ酒とほぼ同じです。
用意するものは乾燥ヨモギの葉10g、果実酒用のびん、ホワイトリカーの3つ。ヨモギ葉とホワイトリカー500mlをびんに入れ、蓋をして1カ月ほど冷暗所で保管します。
ヨモギの成分がいい按配に沁み出たら、液を濾してアトマイザーに詰めるだけです。妊娠性痒疹や老人性皮膚掻痒にも効いてくれますよ。
いちいち手作りなんかしてられない!という場合は、市販のヨモギローションを購入して試してみてはいかがでしょう。